何日目なのか忘れそうになった二十四日目


美脚の生えた体長五メートルくらいのマグロが人を襲っている夢を見た。
凶暴なことに加え、走るのが大層速いという何とも恐ろしい奴だった。
夢の中ではマグロに脚が生えていることに全く疑問を抱かなかった。
しかし目が覚めてみるとどうもおかしい。
思わず呟いた。
――あれ?マグロって脚生えてなかったっけ。
おかしいのは私の頭です。