2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

感じられれば力

「萌えはわからない」というような言い方を見かけますが、それも当然であって、私は萌えと同じように笑いも怒りも分かりません。どうやったら読んだ人を笑わせれるのか、悲しませられるのか分かりません。『-N-t-S-d-』 敢問死。子曰、未知生、焉知死。『論…

愛と勇気と萌えは言葉

こんだけ萌えという言葉が一般化した以上、萌えは普遍的な感情なんでしょう。喜怒哀楽とかと同じように。最近萌えという名前がついただけで。私が柿の種や黒板消しクリーナーに感じる感情を萌えと呼んでしまうからかも知れませんが、そう思います。『-N-t-S-…

あ、『邪魅の雫』もうすぐ出るんですね。気付かなかった。 『陰摩羅鬼の瑕』が『姑獲鳥の夏』以来関口君が抱いていたものの解決を描いていたことを考えると『邪魅』は『魍魎の匣』と対応しているんじゃないかと予想。 「邪魅」ってのは魑魅魍魎の魑魅と同じ…

第一回萌やし賞或いは先輩インヘルノ

まだ講評が終わっていないうちからこっそりフライング感想です。講評が出揃ったらトラックバックするぜ! comnnocom氏の講評もsirouto2氏に劣らず快刀乱麻といった風情。これでこそ応募者も浮かばれるというものです。 「萌えました」「萌えません」ですぱす…

雑記

webに名だたる羅列キャラのファック文芸部員諸氏に二つ名が! 以後機会があったら積極的に使わせていただきます。むしろ勝手に新しいのを考えたい。 そんで「二つ名で呼ぶやつが二つ名だもんねー」とかよくわからない罵言を吐かれる方向でいきたい。 第一回…

ギー(後)

そうしてひと月が過ぎた。 虎が逃げ込んで以来件の山附近にはめっきり人の足が途絶えた為、目立った人的被害は出ていないものの、たかが虎1頭に対して手を出しあぐねている当局に対する風当たりは増すばかりであった。 食料の少ない冬山では、やがて虎の方…

ギー(前)

北海道のある動物園でのこと。 その年は1頭のアムール虎が3匹の子を生んだが、明らかにその内の1匹は他の2匹と異質だった。 なんと言っても大きい。 母親も平均より大柄な個体だったので、小さい2頭の体重も平均よりは幾分多目ではあったが、更にそれよ…

ファック文芸部杯感想

まずは主催と進行のxx-internet氏に最大の賛辞を。特に匿名制と部外者枠は素晴らしいと思います。 外部枠ということで道場破りというか「虎ども狩ってくれる」などと不遜にも思っていましたが、やっぱり伊達にして帰された気分です。 ちょっとでも「やってく…

懺悔の値打も莫けれど

部外者参加させていただいたファック文芸部杯、自作を白状させていただきます。 平素大した考えもなく好きなように文章を垂れ流している私めですが、折角のお祭なので自分ルールというかテーマを設定していました。 怪談の封印。普段あまり書かないことを書…

ファック文芸部杯

投稿締切りまであと1週間となった、ファック一武闘会ことファック文芸部杯。 いまだ参加者の手は止まらず、続々と力作が増え続けております。 さながらwebに開いた地獄の門。地獄じゃ地獄じゃ、無間地獄じゃあ〜。 でも少し前からハック賞の情勢があまり変…

第6番 全知全能文化

子供の頃には母の事でよく苛められました。 「お前の母ちゃんネコミミメイド」って。 恥ずかしくて悔しくて仕方がなかった。 中学生の時とうとう我慢できなくなって、ある日母に言ったんです。 「何でお母さんはネコミミメイドなの!?そんなのもう嫌」って…