文学フリマへ参上せし事

予てより各々方御注目の文学フリマに行って参りました。
道が空いていたので11時には会場に到着。
活きのいい文学民が大変な賑わいでした
三味線の修行を積む当道者たちは嗅ぎ慣れぬ文学臭に眉をひそめたりしましたが、私は当道者じゃないので関係ありませんでした。
コミケとはまた一味違った雰囲気。コミケ行ったことないんで知りませんけど。


とりあえずカタログを眺めつつ会場をひと回りして、それから気になったサークルをいくつか回りました。
私の中のバイオレンスジャックがしきりに「ここの代金は 暴力ではらおうぜ」などとけしかけてきましたが、まだ大地震前なので無視。
ファック文芸部のブースではdimetea編集長殿(多分)に向かって関口巽クラスの豪く胡乱な挨拶をして大変玄妙な表情をされたりもしました。
一旦外で昼食をとってその辺を暫く徘徊して、また3時ごろ会場に入ってみると、『g:neo』は既に残部3。程なく完売。感服いたしました。
部員の方々と思しき人々も集まってらしたので、ここで彼らを写真に撮って顔に虎眼流の門弟をコラージュしたりしたかったのですが、どうも会場内の撮影は取材許可を取らないといけないとか何とかで断念。そもそもカメラ持ってなかったんですが。
普通にご挨拶奉ろうと思ったんですが、そもそも己は文章以外で語る言葉を持たぬ片話者でございますから、遠巻きに視姦するに留めさせて頂きました。
そうしておりますと四時の鐘が。魔法の効き目は四時までと言われていたのをついつい失念しておりました。急ぎお城の階段を降ります。はずみでガラスの靴が片方脱げてしまいましたが、所詮靴です。同じガラスでも仮面には及びますまい。仮面といえば「狐面賞」に応募しようと思っていながらまだ書いておりません。これから「京都賞」も兼ねて書きたき所存。


思い返してみると会場をひたすらぐるぐる回っていただけのような気もしますが、文学イベントの活気を体験できたことでいい刺激になったので、帰路では書きたいことが次々浮かんできたりしました。具体的にはラノベに対するおう吐をもよおすようなあれこれとか。そのうち詳しく書きたいです。

g:neo』ちょっと読んでみました(いささか私信気味)

定価やら広告やらISBNもどきやら矢鱈と裏表紙が凝っていて流石。
歩き回って疲れたんで内容はまだ「ファッキン座談会」しか読んでませんが。
なんだか自分の名前が出てきたのでちょっと弁明。

xx bachihebiさんのエントリに付けたら「入門儀式が涎小豆って本当ですか」って言われて拒否されました。
obO あれは涎小豆してほしかったんじゃ?
xx さすがに部外の人に手を出すのはちょっと。
obO 「入っちゃいなよ」言ってくれる人いなかったんで、敷居は高かったかも。(後略)


g:neo』「ファック文芸部ファッキン座談会」より

あれは単なる与太で特に拒否の意味はなかったんですが。
まあ涎小豆のはずがあーかいまがくし(目隠し)咲いちゃったりしそうなイメージはあります。
それならそれで闇が密かに悲しく静かな序章をはぐくんだりするのでよかろうなのですが。
冗談はさておき、スカウトしましょうと言ってくださった時に特に敷居の高さは感じなかったんですが、小説を書くのは自分のところでそれまで僅かの間ながらもしていたことだったので、積極的な入部の理由が見つからなかったということがあります。
目を付けていただいたことは素直に嬉しかったので、その打返し恩返し?的な行動が『ファック文芸部杯』への部外参加でした。
そのうち気が変わって入部届を出すかもしれません。その折にはよろしくお願い申し上げます。
風来坊が“根を下ろすこと”を示唆するのは死亡フラグだとキーワードには書いてありますが気にしない。
だって俺、国に帰ったら幼馴染と結婚するんだ。こんなところで死んでなんかいられないぜ。(死)