文学フリマ参加のお知らせ、みんな蒲田に行ってイケメン編集長と握手しようの巻

気がつくともう五月であり、連休ももう終わりであり、光陰矢の如き今日この頃です。
ご存知の方も多いと思いますが次の日曜、五月十日は第八回文学フリマでございます。
小生bachihebiも参加することになっております。
今回も前回の第七回文学フリマ同様、BWNの末席に加えていただいての参加です。
……やっと私の担当箇所が大体片付いたのでようやく宣伝できます。

QuickResponse
で、今回の出し物はというと本は売りません。

この通り一応本自体はありますが、非売品です。
じゃあ一体何なのだと申しますと、今回のキーワードは「デジタル万引き」です。
携帯電話でこちらの用意した文章をひたすら読み取っていただきたい。
具体的に申しますと、QRコードを用意しております。
上の画像にもあるので携帯電話をお持ちの方は是非読み取ってみてください。
この他、会場にていくつかのQRコードをご用意します。
QRコードは当サークルのブースほか、協賛してくださった幾つかのサークルのブースに置かせていただく予定です。
それらを読むことでリンクされたケータイ小説にアクセスすることができる、という仕組みです。
デジタル万引き」なのでお代は一切いただきません。無料です。ロハです。
よってわれわれBWN一同の懐には一銭も入ってきません。
一銭にもならぬことになぜこんなに労力を掛けているのかよくわかりませんが、bloggerとはそういうものです。


ケータイ小説は全編書き下ろし。
ロハとは申しながら、いずれ劣らぬ一騎当千の荒くれbloggerどもが心血を注いだ入魂の作となっております。
また、メールマガジンミニブログサービス「kamatter」などもあります。
個人的な感想だとメールマガジンの「しろやぎさん」が大変ウザカワイイ。
メールマガジンは上記のQRコードから登録できます。
最新号からのリンクでバックナンバーも読めます。
メルマガ特典としてケータイ小説「蒲田迷宮探検」も先行公開されておりますので、会場に来る予定がないという方も登録してみてください。


編集長の書いたエントリには、こうあります。

文芸同人誌のイベントが盛り上がるとしたら、それは読書という体験が、まだまだ必要とされている確かな証拠となるでしょう。
昔を懐かしむだけでは、次の時代が始まりません。
新しい畑は、どのように耕されるべきでしょうか。
わたしたちはどんな作物を収穫できるでしょうか。
そう考え、われわれBWNでは、体験する読書、文学フリマの会場を訪れることから始まる読書を企画しました。

世の中には大別して二種類の文章があります。
ひとつは新聞や論文など、情報そのものを伝えるための文章。
もうひとつは小説や詩などの文学・文芸作品です。
前者は文章によって情報、知識そのものを伝えることが目的なのに対し、後者は文章によって意味付けや関係性を伝えることも目的となっています。
意味付けや関係性は個々の体験の中で得られるものです。
だから文学や文芸は突き詰めれば、体験というものを読者に提供するものであるわけです。
決して本そのものに文芸が宿るのではなく。
それを読む行為、体験そのものに文芸は存在しているはずです。
今回のわれわれBWNの試みは、紙という媒体を廃した分、ほんの少しだけ純粋な読書体験に近いと言えるかもしれません。
書かれているものを読むだけが読書ではなく、それを手に入れる場所、時期、手段その他の条件を含めて読書体験なのだから。


などと判ったようなことを書いていますが、私は後から加わってちょこちょこっと作業しただけだったりするので、詳しくは編集長のエントリなどを読んでください。
そんなわけで五月十日は蒲田で未知の読書体験をしてみないか、君も!

ご案内

第八回文学フリマ
平成二十一年五月十日
大田区産業プラザPiO 大展示ホール
開場11:00〜終了16:00(予定)


配置番号 E-12
サークル名 BWN
作品名 「QuickResponse」

QRコードを読めてウェブに接続できる携帯電話をお持ちください。

参考

今回のBWN作品は文学フリマ会場である蒲田という街をかなり意識したものになっております。
ケータイ小説を全部読むと蒲田の真の姿がわかるとかわからぬとか。
ともあれ蒲田についての記述を少し集めてみたので、このあたりを読んでいただくと少し面白さが増すかもしれません。
参考までに。