ライダーの百二日目


窓際から妙な音が響いてきたので見てみると網戸に止まったクビキリギスが啼いていた。
近くで啼かれると結構うるさい。
仮面ライダーみたいな顔しやがって……。


そんなわけで仮面ライダーWの劇場版を観に行きました。
誰もが一度は考えるであろう「なあボブ、Wが使ってるメモリを直差ししたらどういうドーパントに変身するっていうんだい?」という疑問の答えを映像化してくれたのは面白かった。
あとライダーキックandパンチ。
シナリオは劇場版の王道という感じ。スゲエ敵!スゲエ逆境!ピンチ!そして……逆転!
ドラゴンボールの劇場版的と言ってもよい。
テレビ本編ではほぼ解決済みである家族問題というか母親の件でフィリップさんがウダウダ言ってたのが印象的であった。
それはしょうがない。
しょうがねえですよ。
考えてみりゃフィリップさん、十代半ばのマンモーニだもんな……。
多分フィリップさん、まともに反抗期とか経験してねえもんな……。
ベッド下に隠した桃色物件を机の上に整頓されていた経験もないもんな……。
あいつがベッド下に隠しそうなのはせいぜいガイアメモリくらいだもんな……。ファングとか。
それなら母親を求めるのも仕方がないというものです。
テレビ本編の序盤でアキコ所長とすぐに仲良くなっていたのも、彼女の母性に安らぐ所があったのかもしれません。
あと照井竜がアキコ所長に対してフラグを立てに行っていたのが衝撃であった。
照井さんは俺たちにできないことを平然とやってのけるッ