- AR三部作、成る。
- ARってこういうもんじゃないから!bachihebiは何か大きく勘違いしている。
- この先ARが広く普及するならば、それだけ妙な使われ方も出てくるはずで、それを予想するのは今だから出来る楽しみ方なんじゃないかなーと思う。
- 寒くなったからもうセミもいないかなと思ったら、今日は日が出て暖かかったせいかツクツクボウシが啼いていた。今年はあと何回聞けるか。
- 今年は二度ほどセミの交尾を目撃したが、普段あんなに大きな声で啼くくせにファックの時にはずっと黙ったまま。人類と丁度逆だなゲハハハと私の中の女子高生が笑った。
- しかしセミだって啼くのは生涯の中では地上に出てきて繁殖をするときだけなので、やっぱり人類とそう違いはないかもしれない。張り切ってナンパしてるんですよねあれは。
- 考えてみれば人類のファックはむしろ声を出した方が盛り上がるようである。尤もそれは生理的なものというよりは文化的な要因のほうが大きいように思える。だから太古の人類は沈黙のうちにまぐわっていたのかもしれない。昔は「オーゥアイムカミンッ」とか「らめぇ」とか言わなかったのではないか。
- 今だって言わぬ。
- いやいや現代の人類も野良ファックの時にはあんまり声出しませんよ。という意見がある一方で、通行人に見つかりそうな緊張感の中で必死に声を抑えてる相手を責めて声を出させようとするのがいいんじゃないかという紳士もいる。紛れもなく紳士。
- ならばセミもそうなのか。「ンッ……何、これ……気持ちよすぎて声でちゃうツクツク……我慢しなきゃボウシ……」みたいに考えているのか。そうだというのですか。
- でもセミは啼くのオスの方なんですがね。それはそれで需要が。
- そもそも昆虫に快感などない。痛覚すらないと聞く。